ライブ会場へのスタンド花の贈り方!贈る際の注意点も解説

ライブやコンサートのロビーで見かけるスタンド花は、少し前までは関係者から贈られるものでしたが、現在は個人のファンから贈られているものも増えています。

サイズが大きく豪華なことから、そもそも検討したことがないかもしれませんが、個人でも手軽にスタンド花を贈ることができます。

今回この記事では、「推し」のライブ会場に贈るスタンド花に焦点を当て、手順や注意点を解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

ライブ会場にスタンド花を贈る理由

ライブ会場にスタンド花を贈る行為は、一部の音楽ファンにとって重要な活動となっています。なぜ、ライブにスタンド花を贈るのでしょうか。

スタンド花を贈る行為は、表面的には花を贈るというシンプルな行為ですが、裏ではファンとアーティストの間に深い絆を生む大切な要素となっているのです。まずはライブ会場にスタンド花を贈る理由について見ていきましょう。

アーティストへの支持表明

ライブ会場にスタンド花を贈る活動は、大きく分けて二つの意義があります。その一つが「アーティストへの支持表明」です。これは、ファンとしての愛情や感謝の気持ちを形にしたもので、音楽やパフォーマンスを通してアーティストから受け取った感動を返す一環とも言えるでしょう。

スタンド花はライブ会場の一角を華やかに彩り、訪れる全ての人々の目に触れることから、アーティストへの直接的な応援メッセージとして強く伝わります。また、あなたが贈ったスタンド花がアーティストの目に留まることで、ファンとアーティストとの間に特別なつながりを生むきっかけともなります。

このように、スタンド花は「見える応援」であり、アーティストへの支持表明として大変効果的な手段です。

推し活の一環

ライブ会場にスタンド花を贈ることは、ただ単にアーティストへの感謝や応援を表現するだけではなく、ファン活動の一環としても行われます。現在では「推し活」とも呼ばれますね。

実は、同じアーティストを応援するファン同士で連名でスタンド花を送ることが一部で流行っており、これには二つの大きな目的があります。

一つ目は、「団結力の表現」です。多くの名前が並ぶスタンド花は、ファンの結束力を象徴し、アーティストへのあつい応援を物語ります。

二つ目は、「コミュニケーションの促進」です。共同でスタンド花を準備する過程で、ファン同士の交流が深まり、新たな友情が生まれることもあるでしょう。

以上のように、ライブ会場にスタンド花を贈る行為は、単なる贈り物以上の意味を持つ重要な推し活動なのです。

ライブや公演へのスタンド花!贈り方の手順

ライブや公演会場へのスタンド花を贈る手順は、以下の通りです。

  1. 会場や主催者へスタンド花を贈っても良いかを確認する
  2. 贈りたいお花を決める
  3. 色や台のデザインを決める
  4. 名札・メッセージの筆耕内容決定
  5. 到着時間の確認・注文
  6. 当日の配達と設置
  7. 回収

各手順における注意点にも触れながら解説していきます。

会場や主催者へスタンド花を贈っても良いかを確認する

スタンド花をライブや公演に贈りたい際は、まず会場や主催者にスタンド花を贈って良いかを確認してください。

確認方法としては、会場や主催者の公式ホームページを確認することが挙げられます。

贈ることが可能な場合は、サイズや搬入時間、立て札などに関するガイドが記載されているため、注意事項に関する概要ページをよく確認してください。

もしホームページ上に記載がない場合は、会場や主催者に電話やメールで問い合わせて、対応を確認するようにしましょう。

贈りたい花を決める

贈れることの確認ができたら、どのようなスタンド花を贈るかを決める手順に入ります。

まずどのようなお花を取り入れるかを決めますが、意識したいポイントは、ライブ会場に置くスタンド花なのでイベントの雰囲気が盛り上がるような明るい配色にすることです。

この点に注意しながら、花言葉や相手の好みを考慮して、贈りたい花があればポイント使いしてもらうと良いでしょう。

悩む場合は、花屋のホームページ上に掲載されている写真や、SNSでアーティストの楽屋の様子、誕生日イベントの花束などをチェックしてみるのもおすすめです。

ライブやイベントに贈られるスタンド花のイメージがより具体的にわきやすく、取り入れてほしいお花を見つけられるかもしれません。

色や台のデザインを決める

贈りたい花によって、色合いがある程度決まることもありますが、応援している方がピンクやイエローなど特定のテーマカラーを持っている場合は、その色味に合わせるのがおすすめです。

ライブの雰囲気に合う色を意識したい場合は、ライブポスターやツアーグッズをチェックすると、スタンド花の色に関するヒントが見つかるかもしれません。

また、台のデザインに関してもバリエーションがあるため、さまざまな花屋を比較しながらこだわってみるのもおすすめです。

立て札・メッセージの筆耕内容決定

スタンド花を贈る際に重要なのが、立て札やメッセージの内容です。これは、あなたが誰からの贈り物であるかを明示し、アーティストへの感謝や応援の気持ちを具体的に伝えるためのものです。

まず、名札部分には、贈る人や団体の名前を明記します。この際、具体的な実名を使うのか、ファンクラブの名前を使うのか、またはニックネームやハンドルネームを使うのか、ということを決定する必要があります。

次に、メッセージ部分ですが、これはあなたの応援の気持ちを直接アーティストに伝えるものです。可能な限り具体的で、アーティストが喜びそうな内容にしましょう。

例えば、「今回の新曲が大好きです!」「これからの活動も応援しています!」などが考えられます。

ただし、いくつか注意点があります。メッセージは短めにまとめ、読みやすい文字を使用すること。また、誹謗中傷や過度な熱狂は避け、マナーを守るように心掛けてください。

立て札の書き方については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

スタンド花には贈り主の名前を入れよう!立て札の書き方をご紹介

到着時間の確認・注文

贈るスタンド花が決まったら、配達の到着時間の打ち合わせを行いましょう。

この手順で慌てないためにできることは、最初の手順の段階で搬入可能時間を確認しておくことです。

時間を明確にしておかないと、スタンド花の注文を確定させることができません。

花屋は届ける配送スタッフも確保しないといけないため、到着時間について明確に伝えられるようにしておきましょう。

当日の配達と設置

ライブ当日のスタンド花の配達と設置についてですが、複数の要点を押さえておくことが大切です。

まず配達ですが、一般的にはライブ開始の2~3時間前を目安に配達することが推奨されています。時間に余裕をもって設置できるよう、あらかじめ配達時間をフローリストに指定しましょう。

次に設置について。通常はライブ会場スタッフが行いますが、自分で設置する場合もあります。その際は、場所選びに気をつけましょう。他のスタンド花と重ならないように、また会場内を移動する人々の邪魔にならない場所が理想です。

スムーズな配達・設置の流れのためにも、事前に配達時間や設置場所の確認・相談を忘れずに行いましょう。

回収

ライブに贈るスタンド花は、回収まで贈り主が責任を負うことが一般的です。

配送してくれた花屋のスタッフ、あるいは配送会社が受付時に打ち合わせてくれるケースもありますが、贈り主が詳細を伝えなくてはいけないケースもあります。

そのため、その会場で何日間ライブが行われるか、またスタンド花を飾ってもらえる期間がいつまでかを確認し、回収日を把握しておかなくてはいけません。

ライブ会場の片付けと被ると邪魔になってしまうため、イベント終了後の回収が可能な時間についても確認しておきましょう。

ライブ会場へスタンド花を贈る際の注意点

本項目では、ライブ会場へスタンド花を贈る際の注意点やポイントをご紹介します。

ライブのテーマやアーティストのイメージに合わせたデザイン選び

スタンド花を選ぶ際、ただ見た目が美しいからという理由だけでなく、ライブのテーマやアーティストのイメージに合わせたデザインを選ぶことも重要です。

たとえば、アーティストがロック系であれば、ワイルドなイメージの花材を選択したり、ライブのテーマが「夏」であれば、向日葵やハイビスカスなどの夏らしい花材を選ぶと良いでしょう。一方で、アーティストが可愛らしいイメージであれば、ピンクや白の花材で華やかなスタンド花に仕上げるのがおすすめです。

また、リボンの色やメッセージカードのデザインもアーティストのイメージに合わせて選びましょう。表現方法は無限大ですが、ここではいくつかの例を挙げます。

アーティストのイメージ 花材の例 リボンの色
ロック系 赤いバラ
夏のライブ 向日葵
可愛らしい ピンクのカーネーション ピンク

スタンド花はアーティストへのメッセージともなりますので、デザイン選びには十分な時間と思いを込めて選んでください。

会場にお花の配送や持ち込みができるか確認する

スタンド花は大きさがあるだけでなく、生花特有の香りや花粉を持つことから、主催者や会場の方針によっては、スタンド花の受け入れを断っているケースがあります。

受け入れの可否を確認せずに準備を進めてしまうと、当日に予期せぬトラブルとなりえるため、スタンド花を贈る場合は、必ず会場に配送や持ち込みができるかを確認してください。

なお、会場の方針でスタンド花を贈れない場合、他の会場なら受け入れてもらえるケースがあります。全国を駆け回っているアーティストの場合は、スタンド花を贈れそうな会場で検討するとよいでしょう。

スタンド花の回収までしてくれる花屋を選ぶ

スタンド花は、贈り主が回収までの責任を負わなくてはいけません。そのため、回収までしてくれる花屋を選ぶことが最適と言えます。

スタンド花を注文する花屋を選ぶ際は、お花や色、台のデザインなどに加えて、回収の有無もチェックしてください。

また、回収に関して、時間の指定や配送可能エリア外は回収不可などの条件があるため、注意深く確認することをおすすめします。

スタンド花につける立て札の書き方

スタンド花を贈る場合は、贈り主や受け取り主をはっきりさせるために、立て札を付けるのがマナーとなっています。

ライブに贈るスタンド花の場合は、「冠文字 + アーティスト名様 + 贈り主」を立て札に記載しましょう。

立て札に関しては、多くの場合花屋で無料で用意してもらえます。

そのバリエーションは豊富で、木の札や木目調の札、紙でできたカードなどがあり、立て札の形や書体に違いがあるほか、なかには送信したデータから写真やイラストなどを取り入れてもらえるケースもあります。

ライブの雰囲気に合うかどうかを意識しながら、立て札のアレンジを検討してみるのも良いでしょう。

ライブにスタンド花を贈る際のよくある質問

本項目では、ライブにスタンド花を贈る際のよくある質問にお答えしていきたいと思います。

  • ライブに贈るスタンド花の大体の値段相場は?
  • 注文のタイミングは?
  • 公演期間中、お花はどれくらい持つ?
  • 装飾品を付けたいけれど、どうしたらいい?

それぞれの疑問について詳しく見ていきましょう。

ライブに贈るスタンド花の大体の値段相場は?

ライブに贈るスタンド花の値段相場は、20,000円〜30,000円です。相場に幅があるのは、ライブ会場の大きさが関係しています。

例えば、小規模な会場なら20,000円以内、大きな会場では30,000円程度で検討するケースが多く、その会場に見合った華やかなスタンド花を用意できるでしょう。

また、応援する気持ちの大きさで予算を高くする方も多いです。

周囲に引けを取らない、豪華でボリュームのあるスタンド花にしたい場合、グループなどで資金を出し合って30,000円以上をかけて制作してもらう形も人気です。

注文のタイミングは?

スタンド花の注文タイミングはライブ開催日の約一週間前が理想的です。その理由は、スタンド花の製作や配送準備に時間が必要となるからです。また、ライブ会場のルールによっては設置場所やサイズの制限があり、それらを確認し必要に応じて注文内容を調整する時間も必要となります。

具体的な流れとしては、まずライブ日程の確認を行います。次にフラワーショップに電話やメールで発注を行い、発注時に配送日時や設置場所、花の種類やデザイン、メッセージ内容などを伝えます。ライブの一週間前までに注文すれば、万が一問題が発生した場合でも対応可能な時間が確保されます。

また、注文を早めに行うことで、ライブ会場への正確な配送や設置、そしてスタンド花が全体の装飾やアーティストに適しているかどうかの確認も行えます。これらを念頭において、アーティストへの思いを形にするスタンド花作りに取り組みましょう。

公演期間中、お花はどれくらい持つ?

公演期間中、スタンド花がどの程度鮮やかさを保つかは、いくつかの要素によります。それらは、花の種類、花の新鮮さ、そして会場の温度などです。

特に、花の種類はその持ちの良さに大きく影響します。例えば、カーネーションやバラは比較的持ちが良く、公演が数日にわたる場合でも美しさを保つことが可能です。一方で、デリケートな花種、例えばチューリップやフリージアは、時間が経つと萎んでしまう傾向があります。

また、お花は鮮度が命です。新鮮な花を選ぶことで、長持ちさせることができます。さらに、会場の温度も重要です。暑い場所では花は早く萎んでしまうため、可能であれば冷房の効いた場所に設置することをおすすめします。

したがって、スタンド花の持ち時間は一概には言えませんが、上記のような要素を考慮に入れることで、最大限長持ちさせることが可能です。

装飾品を付けたいけれど、どうしたらいい?

スタンド花に装飾品を添えたい場合、まず花屋と相談してみましょう。多くの花屋では、リボンやビーズ、小物等の装飾品を追加することが可能です。ただし、あまりにも大きすぎる装飾品は設置場所や他のスタンド花との兼ね合いから難しい場合もありますので、サイズやデザインは花屋のアドバイスに従うことをおすすめします。

また、装飾品を自分で用意して花屋に頼むことも可能です。好きなアーティストのキャラクターグッズや、ライブテーマに合わせたオリジナルのアイテムなどを取り入れることで、一層パーソナライズされたスタンド花にすることができます。

ただし、自分で用意した装飾品を使う場合も、あらかじめ花屋との打ち合わせが必要です。適切な取り付け方法、見栄え等を考慮して、最高のスタンド花を作り上げましょう。

差がつくスタンド花とは?贈り方のポイント

ただ「かわいい」「きれい」というのではなく、ちょっと個性的だったり仕掛けがあったりすると、自分の贈ったスタンド花に注目してもらえるかもしれません。

ここで、他のスタンド花と差がつく、贈り方のポイントを二つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

カラーアレンジメント(メンカラ)で差を付ける

花を選ぶときに、推しているメンバーのイメージカラー(メンカラ)を積極的にとりいれると、他のスタンド花と差を付けられます。

アーティストがスタンド花を見た際に、自分のカラーがあると真っ先に目が行き、贈ったスタンド花に注目してもらえるのはもちろん、応援する気持ちも十分伝わるでしょう。

装飾やバルーンなどお花以外でデコレーションする

最近は、スタンド花のデザインもさまざまで、特にライブに贈るスタンド花はお花以外の装飾品をつかってデコレーションするパターンが増えています。

例えば、英文字のバルーンを使用して、アーティストのイニシャルや名前を付け加えたり、ハート型や音符型バルーンを取り入れて、より華やかな雰囲気を演出するアレンジが人気です。また、一部の花屋ではお人形などの希望商品を添えてくれるケースもあります。

個性的な内容のアレンジをしたい場合は、花屋選びにもこだわってみてください。

まとめ

ライブや公演にスタンド花を贈りたい場合の手順はとても簡単です。

  • 会場や主催者へスタンド花を贈っても良いかを確認する
  • 贈りたいお花を決める
  • 色や台のデザインを決める
  • 名札・メッセージの筆耕内容決定
  • 到着時間の確認・注文
  • 当日の配達と設置
  • 回収

主催者や会場に贈っても良いかの確認さえできれば、注文する花屋と相談しながら大きさや届ける時間帯、回収方法等のトラブルになりやすい点は解消できるでしょう。

ライブ会場にスタンド花があると、雰囲気が一層盛り上がり、アーティストにとって大きな応援となります。メンカラやデコレーションも検討しながら、特別なスタンド花を用意してみてはいかがでしょうか。

ライブにスタンド花を贈ろうとお考えの方は、以下の記事もぜひご覧ください。

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