スタンド花の札ってどんな役目があるの?札の書き方と贈り方マナー

お祝いなどの場面でスタンド花を贈るときに、その花の札の役割や木札の書き方などわからないことも多いですよね。しっかりとした知識を持たないままスタンド花を贈ってしまうと、マナー違反になってしまうこともあるため、注意が必要です。ここでは、知っておきたいスタンド花に付ける札の「役割」や「書き方」「マナー」について紹介します。

スタンド花を贈るときの札とは?

スタンド花 札①

お祝いや葬儀などの場面で贈られることの多いスタンド花ですが、スタンド花には立札やメッセージカードといったものが付けられています。お祝いや葬儀などの場面では主に立札が用いられ、誰から贈られた花なのかがわかるように付けられています。これは、御祝儀などに名前を書くのと同じように、熨斗の役割を果たしているのです。この立札は、花の中心に立てられます。

メッセージカードは主に立札とは別に、メッセージを送りたい場合にプラスして付けられています。お祝いの場面などで使用されることが多く、個人的なお祝いの言葉と共に、送り主の名前が添えられます。現在ではメッセージカードの種類も豊富であり、その場面ごとに応じてカードの色やデザイン、書体などを選ぶことができます。そのため、立札と共に贈る相手にお祝いなどの気持ちを伝えたいときに利用されることが多いです。

開業・開店祝いでスタンド花贈るときの札

スタンド花を贈ることが多い場面として、お店などの「開店・開業祝い」が挙げられます。スタンド花に付ける立札の書き方は、その場面ごとに異なります。ここでは、開店、開業祝いのときの立札の書き方について紹介します。

お店などの開店、開業の際に贈るスタンド花に着けられる立札には、一般的にはその開店した店などの屋号と送り主の名前が記されます。この場合には、「祝御開店(開業)○○様○○より」と「スタンド花を贈る店の屋号+贈り主」となることが多いでしょう。

スタンド花を贈る相手が親しい相手などの場合には、「開店(開業)おめでとう」「開店おめでとうございます」などの少し砕けた書き方のメッセージを書くこともできます。

このように、開店、開業祝いの場合は「祝」を付けた後に開店や開業といった書き方をします。

結婚式でスタンド花贈るときの札

スタンド花 札②

スタンド花は、結婚などのお祝いの場面でも贈られることが多くあります。ここでは、結婚のときに贈られるスタンド花に付けられる立札の書き方について紹介します。

結婚などの場合に贈られるスタンド花は、かわいらしいデザインのものが多く、立札もそれに合わせて変えられることがあります。スタンド花に付けられる立札は、縦のものと横のものがありますが、結婚のときに使用される立札は、横のものが良く使用されています。これは、花のデザインなどに合わせて「おしゃれな雰囲気」を出すためだといわれています。

立札には、「祝結婚」や「祝御結婚」、「結婚おめでとう」といったメッセージが添えられ、結婚した二人の名前を「○○君○○さん」などと入れて、送り主の名前を入れます。このとき祝福の気持ちを込めたメッセージを書くことで、贈る側の気持ちを伝えることができます。

葬儀でスタンド花贈るときの札

スタンド花は、お祝い事のときだけではなく、葬儀などの場面でも多く贈られています。葬儀式のかしこまった席の場合は、スタンド花に付ける立札の書き方はとても大切ですのでしっかりと覚えておきましょう。

葬儀などのときに贈られるスタンド花には、生前お世話になった故人へ感謝の気持ちや、お悔やみの気持ちが込められています。

葬儀の場面などで贈られるスタンド花を、夫婦で贈る場合にはその夫婦の「姓+連名(○○+○○)」と書くと良いです。グループで贈る場合には「○○有志」や「○○一同」と書きましょう。友人の場合にはフルネームで書くのが一般的です。その名前の上には「御供」と書かれる場合が多くあります。御供とは、神仏に供え物という意味です。

葬儀などのお悔やみに贈られるスタンド花の場合には、一般的には紹介したような書かれ方をしますが、花を贈る地域や文化、宗教によっても異なります。そのため、贈る場合には確認をしておくことをおすすめします。

葬儀という場面は故人や遺族に対してお悔やみをしっかりと伝える場ですので、立札を付けたスタンド花を贈り、気持ちを伝えるようにしましょう。

イベントでスタンド花贈るときの札

スタンド花 札③

かしこまった場面ではなくとも、様々なイベントごとで普段は伝えられない感謝の気持ちやお祝いの気持ちなどを、スタンド花で伝えることもできます。ここでは、イベントのときに贈るスタンド花に付ける立札の書き方について紹介します。

誕生日などのお祝いのときにスタンド花を贈る場合には、「祝」といった硬い表現を使用することは少なく、素直な気持ちとして、「○○へ誕生日おめでとう○○より」といった簡単な書き方がおすすめです。目上の人に贈る場合には「祝○○様御誕生日おめでとうございます○○より」と少し書き方を変えてみましょう。

また、還暦祝いのときには「祝還暦○○へ○○より」といった書き方が一般的です。

会社などのイベントでスタンド花を贈るときには、「祝○周年○○様○○より」といった書き方をします。

いずれにしても、目上の人や会社などにスタンド花を贈る場合には、「祝○○様○○より」といった書かれ方が一般的で、身近な人に贈る場合には決まりはなく、おめでとうの気持ちなどが伝わるような立札の書き方をすると良いでしょう。

まとめ

スタンド花にある札には、「贈り主」「メッセージ」を入れるのが決まりのようです。

スタンド花を贈るときは、相手の状況を把握して贈ると良いでしょう。相手の状況を把握しておくことで、花の「色」や「大きさ」「メッセージ」なども場に適したものを贈ることができます。そのためには、一度贈る側に確認を取ることをおすすめします。

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