お祝い事に贈ることの多いスタンド花は、最近ではデザインに個性を出すことができるようになりました。しかし、個性的なスタンド花は場合によっては贈る際のマナーを知っておかないと失礼になってしまうことがあります。
今回は個性的なスタンド花の購入方法から、贈る場合のマナーなどについて紹介します。
せっかくお祝いの意を込めて贈るのですから、相手に喜んでもらえるようにポイントを押さえておきましょう。
個性が出せることスタンド花の魅力のひとつ
祝福の意を込めて贈ることの多いスタンド花は、決まった型があり選びやすい反面、見慣れてくると少し物足りないところもあります。
しかし、近年ではスタンド花に個性を出すことも可能になってきています。スタンド花は、贈る場面によって、花の種類を変えたりデザインを変えて注文したりして、ほかのスタンド花と異なる個性を出すことができます。ほかのスタンド花と異なる花やデザインにすることで、よりいっそう華やかになり贈る相手にもお祝いの気持ちが充分に伝わります。
スタンド花を注文する際に、式場や会場、その内容に添った雰囲気のスタンド花を作ることもできます。たとえば、結婚式や公演祝いなどには、豪華な印象のデザインを使用したり、花言葉にこだわって選んだりすることができます。
公演などの場合には、公演の内容に合わせたスタンド花を贈ることで、贈る相手への気持ちを伝えることができます。
決まった型が多く、変化をつけにくいスタンド花ですが、デザインにこだわって個性を出すことで贈る相手に気持ちを充分に伝えることができるでしょう。
個性的なスタンド花を贈るメリット
個性的なスタンド花を贈る際に考えられるメリットはどのようなものでしょうか?
デザインにこだわりを持つことでよりお祝いの気持ちを伝えることができますし、贈られた会場も華やぎます。
・ 気持ちを伝えることができる
スタンド花は、決まった型があり、売れ行きの良い花や一般的なデザインを多く使用します。しかし、個性的なスタンド花を贈ることで相手が、開店、開業祝い、結婚祝い、公演祝いなどの大切なイベントに対して、贈り主が心をかけてくれているのだということが伝わります。贈る相手の好きな花などを使用すると、よりいっそう祝福の気持ちを伝えることができるでしょう。
・ 目立つ
個性的なスタンド花を贈ることで、沢山あるスタンド花の中でも目を引くことができます。開店祝いなどで贈られることが多い胡蝶蘭でも、一般的に贈られる品種のものではなく、少し珍しい品種を使うことで、他のスタンド花から悪目立ちをすることなく、目を引くことができます。
・ おしゃれ
スタンド花は、ほかのスタンド花より悪目立ちしないように決まったデザインや花を使用していることが多くあります。しかし、そのためにあまり印象に残らず、おしゃれさに欠ける面もあります。
しかし、個性的なスタンド花を注文するときには、花の品種からデザインまでを決めることができ、現代風のおしゃれで洗練された雰囲気のスタンド花を飾ることができます。
個性的なデザインが合わないこともある?!スタンド花を贈るときの注意点
個性的なスタンド花を贈ることで、相手によりお祝いの気持ちが伝わるなどのメリットがありますが、個性的なスタンド花を贈るべきではない場合もあります。ここでは、個性的なスタンド花を控えるべき場を紹介します。
まず、個性的なスタンド花を控えるべき場は、葬儀の場です。葬儀の場は、かしこまった雰囲気で、故人を静かに送るために設けられています。そこで個性的なスタンド花を贈ってしまうと、式場に飾られたほかのスタンド花から悪目立ちしてしまうだけではなく、静かな雰囲気も壊してしまう恐れがあります。葬儀の場では、白や、淡い色を基調とした花を贈るように気をつけましょう。
二つ目は、公演の際に贈る場合です。公演などでは、そのコンセプトや雰囲気がとても重要になります。コンセプトに合うような印象のスタンド花であれば、会場やロビー、入り口に飾られていても問題はありませんが、公演内容がわからない場合などは、あらかじめ個性的なスタンド花を注文してしまうと、その公演のコンセプトからはずれてしまい、その公演の雰囲気を壊してしまうことになる場合があります。
公演のコンセプトがわからない場合には、一般的な色合いやデザインのスタンド花を贈りましょう。ただ、公演の雰囲気が事前にわかっている場合には、個性的なスタンド花を贈ってもいいかを確認してから、公演にスタンド花を贈るようにしましょう。
このように、個性的なスタンド花を贈るべきではない場も多々あります。その場の雰囲気などを考慮したうえで、喜んでもらえるようなスタンド花を選びましょう。
個性的なスタンド花はどこに頼めばいい?
個性的なスタンド花は花屋とインターネットのどちらでも注文することができます。ここではそのメリット、デメリットをご紹介します。
・ 花屋
スタンド花を贈る際は、一般的に花屋で注文することが多いです。実際に花屋に足を運んで、使用される花を選んだり、ほかのデザインに使用される装飾品を確かめたりします。
実店舗でスタンド花を選ぶことのメリットは、店員に直接細かな相談をできるところです。しかし、デメリットもあります。花屋では花を置くスペースが限られており、売れやすい花が置かれている傾向があるのです。そのため、スタンド花を注文するときにも、個性的な花屋デザインは取り扱っていないところも多く、思ったような個性を出せないという場合があります。
・ インターネット
インターネットから注文する場合は、店員に直接相談することができないため、自分でデザインを選ぶことになります。そのため、自信のない方にとってはなかなか花が決まらなかったり、色合いに迷ったりする場合があり注意が必要です。
しかし、インターネットでは花の種類が限定されず、多くの種類から選ぶことができます。インターネットでは、多様なデザインを探すことができ、自分の求めていたデザインに出会う確率が高くなります。
このようにインターネットでは、自分の理想に近いスタンド花を探すことができます。そして注文時間を選ぶことができるため現在ではインターネットでのスタンド花の注文が一般的になってきています。
まとめ
個性的なスタンド花を贈る際には、贈り先に一度確認してからのほうがいいかもしれません。コンセプトに合わなかった場合にクレームとなる可能性があるからです。
インターネットから注文すれば多様なデザインの中から花を選ぶことができます。もしも実際に自分の目でサイズ感や花の香りなどを確かめたい場合は、一度花屋に足を運ぶことをおすすめします。納得のいくデザイン花を見つけられるようにお店の店員さんに相談してみましょう。