開業祝いとしてお花を贈りたいけど、「どのように選んだらいいの?」「マナーは?」「値段はどのくらい?」と疑問が多いと思います。
新しい事業を始められた方には、正しい方法で、心からお祝いしたいですよね。
今回は、開業祝いに向いているお花の贈り方、値段、開業祝いのマナーなどをこの記事を読めば、全てわかるようにまとめてみました。
是非、お祝いのお花選びに役立ててください。
開業祝いのお花は「どんな形」で贈るべき?
まずは、開業祝いにどんなお花が相応しいのでしょうか?
開業祝いで喜ばれるお花ですが、贈る際のものは大きく分けて4つです。
スタンド花
開業祝いは「スタンド花」をお送りするのが一般的です。
店頭に置くと人目を置くので、お客様がお店に入りやすくなるというメリットがあります。
バルーン入りのものやスタンド台に凝ったもの等種類が豊富なので、お店のイメージなどに合わせて贈ることができます。
ただ、大きく場所を取ってしまうので、場所が狭い場合などは、アレンジ花や胡蝶蘭などにした方が良いでしょう。
胡蝶蘭
どんなお花を贈るか決められないとき、スタンド花程大きくスペースは取れない場合などは、定番の胡蝶蘭を選ぶと間違いないです。
胡蝶蘭は、「幸福が飛んでくる」という花言葉を持つことや、
鉢植えの胡蝶蘭は「地域に根付く」という意味もあるため、縁起がいいとして贈られることが多いです。
花粉や香りもほとんどないので、飲食店や病院などにも贈ることができます。
鉢植えなので、花持ちも良く、長く楽しめるのもメリットです。
ただし、胡蝶蘭はお花の大きさや数によって金額が変わるので、あまり予算が少ないと、他の方のものと並べて置かれた時に、見劣りしてしまうかもしれません。予算が1万円程度の場合、スタンド花を選んだ方が良いかもしれません。
開業後も長く育てられるものなので、お店のイメージに合わないものや、置くスペースなどを考えずに贈ってしまうと、迷惑にもなりかねませんので、しっかりと贈る先に確認を取った方が良いでしょう。
開業祝いに贈るべき花の種類は?
では、開業祝いに贈ると良いお花はどういった種類のものが良いのでしょうか。
開業祝いにぴったりな花言葉のついているお花を紹介します。
花の名前 | 花言葉 |
胡蝶蘭 | 幸福が飛んでくる |
ガーベラ | 希望・常に前進 |
トルコキキョウ | 優美・希望 |
バラ(オレンジ) | 信頼・絆 |
アルストロメリア | 持続・未来へのあこがれ |
スズラン | 幸福が訪れる・純粋・謙虚 |
表に簡単にまとめましたが、詳しくご説明します。
胡蝶蘭
幸福が飛んでくるという花言葉から、ビジネスシーンでも良く用いられるお花です。
花粉も臭いも少ないため、飲食店などにも贈りやすいのが特徴です。
ガーベラ
ガーベラ全体の花言葉が「希望・常に前進」とポジティブなので、発展を願ってのお祝い事には良いお花です。中でも、黄色のガーベラは「親しみやすい」という花言葉を持っているため、お客様に親しみやすいお店になるように、という気持ちを込められます。
トルコキキョウ
バラのように華やかにもかかわらず、バラよりも安価のため人気のお花です。
全体の花言葉は「優美」。「良い語らい」「希望」「思いやり」などの意味もあります。
バラ(オレンジ)
バラは香りも良く、一般的に愛情を表すお花として有名ですが、開業祝いには「信頼・絆」という花言葉を持つ。オレンジのバラが良いでしょう。
しかし、近い色である黄色のバラには「嫉妬」などのネガティブな花言葉もあるので、注意が必要です。
アルストロメリア
小さなユリのような形のお花です。花持ちが良く、そのことから「持続」という花言葉を持ちます。開業祝いには、長く続いてほしいという願いも込めて、アルストロメアを贈るのも良いでしょう。
スズラン
可愛らしく下向きに咲くスズランには、春に咲くために「幸福が訪れる」という花言葉を持ち、また聖母マリアの花とされているので、「純粋」「謙虚」という花言葉を持ちます。ただ、毒があるので、飲食店の店内に飾る場合や、外で小さな子供や犬が触れるような環境なのであれば、避けた方が良いでしょう。
こういった花言葉なども参考にして、スタンド花を注文するのもいいかもしれません。
お店のイメージカラーなどを踏まえて決めていくのが一般的ですが、赤色のものは「火」や「赤字」を連想させてしまうため、なるべく避けた方が良いといわれています。
値段はどのくらい?
さて、気になるお値段はどのくらいなのでしょうか。値段と特徴を表にまとめてみました。
値段の相場 | 特徴 | |
スタンド花 | 15,000円~ | ・最も一般的。
・開業したことのアピールにもなる。 ・設置スペースが必要 |
胡蝶蘭 | 10,000円~ | ・縁起が良い。
・花持ちが良い。 ・安い物だと見栄えしない。 |
お届け先の方との関係性にもよりますが、一般的な相場を表にしました。
友人の場合は10,000円程度相場です。
お取引先等のビジネスの場合は20,000円以上の方が良いでしょう。
親族のお祝いの場合は30,000円程度と大変豪華な贈り物となります。
お祝い花はいつ贈ればいい?
お祝いのお花を贈るタイミングですが、贈るお花によってタイミングが違います。
こちらも表にまとめてみました。
開業日の前日 | 開業日当日 |
・胡蝶蘭
・観葉植物 ・フラワーアレジメント |
・スタンド花
・花束 |
鉢に入ったもの、店内に置くものは前日までに、生花で日持ちしないお花は開業日の当日に贈るのが良いでしょう。
当日にお祝いしに行く予定があるのならば、お祝いの言葉と共にお花を渡すのが良いでしょう。
もちろん、開業当日は忙しいなど、お届け先の都合もありますので、いつ贈るのが良いのか、確認を取って贈ることをオススメします。
いつまでに注文したらいい?
開業の前日か当日に届けると良いということはおわかり頂けたと思います。
注文する日にちは、お届けする日の1週間前くらいに注文するのが良いでしょう。
開業日が変わってしまったなどの事態も踏まえ、お届け先ともしっかり日時を確認するとトラブルなくお贈りすることができますよ。
お祝い文言の例とワンポイントマナー
立札には、開業祝いとして朱書きで一言書くのが一般的です。
祝開業……新しく事業を始めた際のお祝い
縦書きが丁寧とされていますが、近い間柄で、親しみを込めるなら横書きでも問題ありません。
立札のほかにも、メッセージカードなどを添えて送ると、もっと気持ちが伝わりやすくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。開業祝いに贈るお花のことについて、わかって頂けたと思います。
新しい門出を迎えた方に、華やかなお花でお祝いをしてあげましょう。
その際の参考に慣れれば幸いです。