スタンド花はさまざまなシーンに贈られるお花ですが、どのシーンも同じお花を贈るわけではありません。
シーンによって選び方が異なり、間違ったスタンド花を贈ってしまうと、マナー違反にもなりかねません。
今回はスタンド花の選び方に必要なポイントを中心に、シーンごとに紹介します。
スタンド花の選び方。必ず見ておきたいポイントは?
スタンド花を購入する際に、必ず知っておきたいポイントが3つあります。
- 花の種類
- スタンド花の相場
- 花の意味
スタンド花に使用されるお花は沢山あります。お花によってはシーンに適していないこともあるため、スタンド花に使用されるお花を知る必要があります。
お花によっても花言葉が存在するため、なるべくシーンによって意味が合致するお花を選ぶのがポイントです。
また、スタンド花はいろんな種類があるため相場を知る必要があるでしょう。相場を知ることでシーンにどんな大きさのスタンド花が適しているのか選ぶ基準になります。
スタンド花の選び方~花の種類~
スタンド花の選び方は、シーンによって異なります。また、注意点や贈りたいお花も変わってくるでしょう。そこで、今回はスタンド花が良く贈られる3つのシーンに分けて紹介します。
開店祝い
開店祝いにスタンド花を贈る場合は、とっても派手で目を引くようなスタンド花を選びましょう。なぜなら、開店祝いに贈るお花はお店の外に置かれることが多く、お店ができたアピールの役割も補っているからです。
開店祝い適しているお花は「胡蝶蘭」「バラ」などが挙げられます。
また、スタンド花には自分の名前が入った木札を立てるため、
自分の会社のアピールにもなるので、なるべく目立つ2段のスタンド花がおすすめです。
結婚式
結婚式に贈るスタンド花は、ピンクや白など会場の雰囲気に合ったスタンド花を選びましょう。なぜなら結婚式に贈るお花には、華やかさを倍増させる効果があるからです。そのため、葬儀に使用されるようなお花は避けた方が無難。
スタンド花を贈る場合は、相手の好みや式のイメージを聞くと間違いのないスタンド花が選べるはずです。
とはいえ、直接相手に花の種類を聞くことってできませんよね。そんなときは花言葉を調べて結婚式にピッタリの意味があるお花を贈りましょう。おすすめは「ガーベラ」「カスミ草」です。
また、バルーンやぬいぐるみを付けると、より華やかで結婚式に合うスタンド花が贈れるでしょう。
葬儀
葬儀に贈るスタンド花は、色に注意して落ち着いたスタンド花を選びましょう。
葬儀に使用されるスタンド花は、相手への感謝や周りの暗い雰囲気を明るくする意味合いがあります。
そのため白を基調としているスタンド花か、故人が好きだったお花を選ぶと良いです。葬儀に使用される花は「仏花・供花」と呼ばれており、主に「菊・ユリ」です。あまり派手ではなく、長持ちするお花を選ぶようにしましょう。
また、地域や葬儀場のルールによってお花のスタイルが変わる場合があるため、葬儀場に問い合わせて適しているスタンド花を選ぶのが好ましいです。マナー的には1段でも2段でも問題はありません。
スタンド花の選び方~料金の相場~
スタンド花の選び方がわかったところで、次に決めるべきことはお花の予算です。予算を決めるうえで参考になるのが「相場」ではないでしょうか。
スタンド花を贈る場合、相場より
かけ離れた金額のものを贈ることがマナー違反になりかねません。
そこで、シーン別にスタンド花の相場を紹介します。
開店祝い
相手との関係性 | 相場 |
取引先 | 10,000円~30,000円 |
知人・友人 | 5,000円~10,000円 |
親子 | 30,000円~100,000円 |
兄弟姉妹 | 10,000円~100,000円 |
親戚 | 10,000円~30,000円 |
関係が一番深い家族の相場はやはり少し高めになっています。しかし、相手とあまり交流のない親戚等の場合は、相場より少し安くても問題はありません。
また、非常に親密な取引先や重要な取引先の場合、相場が50,000円ほどになります。相手との関係性で予算を決めましょう。
結婚式
相手との関係性 | 相場 |
仕事関係 | 10,000円~30,000円 |
知人・友人 | 10,000円~20,000円 |
家族 | 30,000円~50,000円 |
親族 | 20,000円~30,000円 |
結婚式に参加できない場合、ご祝儀の相場を参考にしてお花を選ぶと良いです。ご祝儀から料理代、飲み物代を引いた金額が相場になります。
結婚式の2次会や会員制のパーティーの場合は、全体的にもう少し下げた金額で予算を組んでも良いかもしれません。
また、式に参加する方でもスタンド花を贈ることができます。その際は、複数人でお金を出し合うと豪華なスタンド花を選ぶことができるでしょう。
葬儀
相手との関係性 | 相場 |
取引先 | 10,000円~30,000円 |
知人・友人 | 10,000円~15,000円 |
家族 | 10,000円~30,000円 |
親戚 | 10,000円~30,000円 |
葬儀で贈るスタンド花は他のものに比べて、相場が安い傾向にあります。
こちらも、香典相場を参考にしてお花を購入すると良いです。
葬儀によっては「供花・供物ご辞退」とお知らせが届く場合があります。これは「スタンド花などは受け取りません」という意味なので、こういった文面が届いたら贈るのを控えてください。わからない場合は喪主と相談することをおすすめします。
スタンド花の選び方~花言葉~
お花には花言葉が存在します。その言葉は色によって異なりますが、お花の形状を変えても変わることはありません。そこで、上記でシーンごとに紹介したお花の花言葉を解説します。
開店祝い
開店祝いに良く使用されるお花は「胡蝶蘭」「バラ」が多く、どちらも花粉が少ない特徴があります。
- 胡蝶蘭
胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」です。開店祝いのスタンド花に胡蝶蘭を入れることで、「お客さんを舞い込む」「繁盛させる」といった意味を込めることができます。
色は白がおすすめで、スタンド花以外にも胡蝶蘭単品で贈られることもある人気なお花です。
- バラ
バラといえば「赤」を想像するかと思いますが、実は赤色のバラは開店祝いには向いていません。なぜかというと、赤色は「火事・赤字」といったお店にはふさわしくない言葉を連想させるからだといわれています。
じゃあなぜ「バラ」がおすすめなのかというと、バラにはさまざまな色があるからです。
特に、青のバラは「夢が叶う」虹色のバラは「無限の可能性」といった花言葉があり、新しいことにチャレンジする開店祝いにピッタリです。
結婚式
結婚式に贈るスタンド花で良く使用されるお花は「ガーベラ」「カスミ草」が挙げられま
す。
- ガーベラ
キュートな見た目で大きなお花が特徴のガーベラには「希望」という意味が込められています。いろんな色のあるガーベラですが、どの色を使用しても結婚式にはピッタリです。
特に黄色のガーベラは「究極美」「究極愛」といった意味があり、花嫁や結婚式を連想することができます。一つのスタンド花にいろんな色のガーベラを入れるのも良いかもしれませんね。
- カスミ草
純粋で爽やかな見た目のカスミ草には「清らかな心」という意味があります。純粋で可憐な花嫁が由来ともいわれており、結婚式にピッタリなお花です。
西洋では「永遠の愛」という意味が込められていることもあり、結婚式に贈るスタンド花にピッタリなお花となっています。
葬儀
葬儀に贈るスタンド花で良く使用されているお花は「菊」「ユリ」が挙げられます。
- 菊
菊には「高貴」という花言葉が込められます。実は、葬儀には全く関係のない花言葉なんです。でも、葬儀といえば「菊」のイメージを持っている方がほとんどではないでしょうか。
菊には故人の腐臭を抑える役割があるとされ、昔から故人に贈られる花だったそうです。
その名残から、今もなお葬儀に使用され続けているそうです。しかし「あなたを愛しています」という意味もあるので、故人に向けての感謝の意味を伝えることができるでしょう。
- ユリ
ユリには「威厳」といった花言葉が込められています。生前はユリのように美しかった、威厳な方だったという意味を込めて葬儀で使用されることが多いお花です。
また、ユリの華やかな雰囲気が「周りを悲しみから救う」という意味も込められています。
スタンド花の選び方と注意点
さまざまな場面で贈ることができるスタンド花ですが、注意点がいくつかあります。
ここでは、スタンド花を選ぶときに注意してほしいポイントを紹介していきます。
贈り先のスペースを確認しよう
スタンド花は1段でもとても大きいため、ある程度広いスペースが必要になります。
せっかくスタンド花を贈ったのに置く場所がないのはもったいないですよね。きちんと相手方にスタンド花を置くスペースがあるのか、贈っても大丈夫なのかをきちんと確認しましょう。
香り・花粉の少ないものを選ぼう
スタンド花は、人が多く集まる場所に贈るのがほとんどです。特に美容室や飲食店の場合、香りが強いものや花粉が多いものは料理やお客さんに迷惑を掛ける可能性があるので、より注意が必要です。
胡蝶蘭やカスミ草など、周りにあまり影響をしないお花をスタンド花に選びましょう。
まとめ
スタンド花の選び方にはいくつかポイントがることを紹介しました。シーンごとにおすすめの形やお花が異なります。必ずどんな目的でスタンド花を購入するのか決めてから選ぶようにしましょう。
また、スタンド花の購入は店頭販売もありますが、忙しい方は特にネット通販がおすすめです。
今回紹介したポイントを参考に、素敵なスタンド花を購入してみてはいかがでしょうか。