スタンド花の相場はいくら?贈るときのマナー・注意点について

お祝い事などでスタンド花を贈るとき、その相場については詳しく知らない人も多いですよね。しかし、相場やマナーをしっかり知っておかないと、贈る相手に不愉快な思いをさせてしまい、印象が悪くなってしまうことがあります。

そこで今回は、スタンド花を贈るときの相場やマナーについてお話していきます。

スタンド花のシーン

スタンド花相場①

スタンド花は、開店祝い、結婚祝い、結婚式、周年祝い、楽屋見舞い、公演祝いのお祝い事や葬儀、慶弔の場面の両方で贈られます。

スタンド花は、さまざまな種類や価格のものがあり、1段2段や羽や資材で装飾するバルーンのスタンド花などもありますので、お相手のイメージや規模、その用途やシーンに合うものを贈りましょう。

開業・開店で贈るときのスタンド花の相場とマナー

先にも述べたようにスタンド花は、開業、開店で贈られることが多い花です。開店、開業はその店の門出を祝う重要なイベントになります。

では、開店、開業祝いでスタンド花を贈る場合、スタンド花の相場は幾らぐらいなのでしょうか?ここでは、開店、開業祝いでスタンド花を贈るときの相場とマナーについてお話していきます。

開店、開業祝いの相場

スタンド花の相場はどのくらいなのでしょうか?その場面ごとやイベントなどの規模によっても異なってきますが、開店、開業をする相手にスタンド花を贈る場合には、おつきあいの深さによっても幅があります。

  •   取引先

重要なおつきあいであれば、多めに包むことでこれからも関係性を大事にしたいという意思を伝えることができます。

取引先に贈る場合には10000円~30000円程度のものが相場となります。

信頼関係を築く絶好の機会にもなりますので、その他のお祝い事と比べても価格が高いものが贈られる傾向があります。

関係性次第では10000円~50000円程度と幅があります。

あとは贈る相手との関係性を考慮した上で高めの金額設定をしておくと安心です。

  •   知人、友人

知人など、そこまで親しい関係でない場合には5000円程度~13000円程度のものを贈るようにしましょう。

友人などの親しい相手への開店、開業祝いには、もう少し相場が低くなります。数千円~10000円程度のものが相場となります。

  •  親戚、親子

親戚の場合は、10,000~50,000円程度が目安となります。親子間でのやり取りの場合は関係性が強いため、30,000~50,000円、兄弟姉妹の場合は20,000~30,000円ぐらいが目安です。

開店、開業祝いのスタンド花を贈るときのマナーと注意

開店、開業祝いで、スタンド花を贈る場合には、価格以外にも、さまざまなマナーや注意があります。

遅くとも開業日の1週間前から前日までに手配をするようにしてください。また、午前中に贈るようにしてください。開業の直前は忙しいため、あらかじめ連絡を入れておき、早めに贈ることを心がけましょう。

注意としては、開店、開業の場合には火事を連想させる赤い花を使用したものは避けるようにしてください。

また、六曜(日の吉凶に関し民間信仰で、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口などの日)に考慮すると相手により良い印象を与えることができます。

公演祝いで贈るときのスタンド花の相場とマナー

スタンド花相場②

先にも述べたようにスタンド花は、舞台やコンサートなどの公演祝いなどでも贈られることが多い花です。

公演祝いは、歌舞伎やミュージカル、舞台、コンサート、発表会などの公演の際に演者の方に贈られるギフトです

では、公演祝いでスタンド花を贈る場合、スタンド花の相場は幾らぐらいなのでしょうか?ここでは、公演祝いでスタンド花を贈るときの相場とマナーについてお話していきます。

公演祝いの相場

スタンド花を贈る場面として多いのが、公演祝いなどです。よく劇場の入り口やロビーなどの場所にスタンド花が飾られているお花です。

スタンド花によってさらに引き立てるように豪華なスタンド花を贈り、公演の華やかさを引き立てています。

このスタンド花には公演の成功を祈る気持ちが込められています。

プロの大きな公演やコンサートであれば、使用するお花にもよりますが、10000円から20000円ぐらいになります。

さらに、バルーンなどの装飾する場合は15000円~30000円以上になることもあります。

コンサートやイベント、発表会の規模に合わせたお花を贈りましょう。

公演祝いのスタンド花を贈るときのマナーと注意

スタンド花を公演祝いで贈る場合に注意しなければいけない点は幾つかあります。

まず、会場と主催者に、お花を贈っても良いか確認しましょう。

スタンド花を贈ってもOKな場合は、搬入場所や搬入時間も必ず確認してください。

公演が始まる場合には、その当日、公演が始まる前までにしっかりスタンド花が届くように注文しましょう。

その公演に親しい人やお世話になっている人が出演される場合にも、必ず、その方が出演される当日に出演祝いのスタンド花を贈りましょう。

また、長期の公演の場合には、公演初日だけではなく、千秋楽にも贈られることが多いため、届ける時間帯には、注意してください。

公演祝いの立札には、頭書きは「祝い」若しくは「祝御出演」などを使います。

「祝い」の文字と贈り主の名前は必ず記載するようにして、スタンド花が誰から届いたものなのか、わかりやすいようにしてください。

葬儀で贈るときのスタンド花の相場とマナー

スタンド花相場③

スタンド花はお祝い事以外にも、葬儀などのお悔やみの場面でも贈られます。

葬儀などで贈る場合のスタンド花は供花スタンドといいます

供花スタンドは、花輪(葬儀場の周辺に飾る花)と同じ役割をするものですが、葬儀場の周辺でなく、入り口や祭壇の左右に飾るお花のことをいいます。

このお花には、遺族へのお悔やみと、共にお世話になった、故人の方などへの、感謝の気持ちや、ねぎらいの気持ち、お悔やみの気持ちが込められています。

では、葬儀で供花スタンドを贈る場合、スタンド花の相場は幾らぐらいなのでしょうか?ここでは、葬儀祝いでスタンド花を贈るときの相場とマナーについてお話していきます。

葬儀でスタンド花を贈るときの相場

葬儀の場で贈られるスタンド花は、15000円~20000円が相場になります。このスタンド花は、華やかなものではなく、白の花や青系、白を基調とした、淡い色合いのものが一般的に贈られます。

  • お通夜、葬儀

お通夜に贈る場合は、お通夜の当日の午前中に届くように、心がけてください。葬儀に贈る場合は、できる限り前日までに届くようにします。
届ける場所は、宗教によっても違いますが、仏教の場合は葬儀の式場として使われる会場に直接届くように手配し、キリスト教の場合は自宅あてに贈るのがマナーです。

  • 名札

供花につける名札には贈り主の氏名を明記します。また会社から贈る場合には会社名も記載します。
通常は供花一基に1枚ずつ芳名名札(供花につける立札を)をつけるのですが、葬儀の会場・式場の都合によっては、名前を書いた芳名板を1箇所に飾ることもあります。

葬儀でスタンド花を贈るときのマナーと注意

葬儀にスタンド花を贈る場合には、葬儀の前日までにはスタンド花が届くように手配をしてください。

また、葬儀場によっては、外部からのスタンド花を受け入れていないところもありますので、その点はしっかりと確認するようにしましょう。

  •   贈り主

スタンド花には必ず誰からのものであるか、その贈り主を記載します。会社やグループでスタンド花を贈る場合には、「○○一同」などと記載します。

葬儀の場にスタンド花を贈る場合に注意をしなければならない点は幾つかあります。葬儀の場は、かしこまった場面であり、故人を送るために設けられています。そのため、個性の強い色合いであるものは避けましょう。白や淡い色を基調としたもので、周りとの調和がとれるものを選ぶことが大切です。

  •   宗教

葬儀が仏教であるかキリスト教であるかなど、その宗教によってもスタンド花の種類が異なってきます。仏教の場合には、スタンド花には白い菊などが使用されることが多く、キリスト教式の場合には、清楚な色合いの洋花が使用されることが多いです。宗教ごとにスタンド花の種類も異なってきますから、スタンド花を贈る場合には注意しましょう。

結婚式で贈るときのスタンド花の相場とマナー

一般的な結婚祝いでスタンド花を贈ることは余りありませんが、大規模な挙式や著名人の披露宴では飾られることがあります。

では、結婚祝いでスタンド花を贈る場合、スタンド花の相場は幾らぐらいなのでしょうか?ここでは、結婚祝いでスタンド花を贈るときの相場とマナーについてお話していきます。

結婚式でスタンド花を贈るときの相場

大きな規模の結婚式であったり、結婚式の当事者が著名な方であったりする場合にはスタンド花が贈られることもあります。

結婚式の規模によってもその相場は異なりますが、大規模な結婚式などの場合には、15000円~20000円程度のものを選びましょう。

結婚式でスタンド花を贈るときのマナーと注意点

結婚式でスタンド花を贈る場合には注意をしなければならないことが幾つかあります。まずはスタンド花が届くタイミングです。スタンド花は、挙式の当日に届くように手配をし、その式場や2次会のどちらに届けばいいのかをしっかりと確認しておく必要があります。選ぶ花の種類にも注意が必要です。

花には花言葉というものがあり、「移り気」や「別れ」などの結婚という場面にふさわしくない花言葉の花は使用を避けてください。

立札には「寿」や「結婚祝い」と記載しましょう。式の雰囲気や規模にふさわしいスタンド花を選ぶようにしてください。

また、結婚式の会場などでは、外部からスタンド花を受け入れていないところもあるので、スタンド花を贈っても良いかしっかりと確認をしてから贈るようにしましょう。

まとめ

スタンド花は贈るシーンに応じての、さまざまな相場があります。

また、贈る相手の趣味や贈るシーンに合ったものを選ばないとマナー違反になる可能性もありますから、スタンド花を贈るときはしっかりと相手とシーンに合わせた対応をする注意が必要です。

しっかりとマナーを贈る状況をわきまえて、その場にふさわしい素敵なスタンド花を贈ってみてくださいね。

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